
昨日の4/14をもって、ついに60歳 還暦を迎えました。
昭和39年4月14日、この世に生を受けてから60年…
何とも感慨深いものもあり、案外こんなものかという思いもあり
正直 複雑な心境です。
ここ数年は 肉体的な衰えを日々感じつつも、バタバタと仕事に追われ 忙しく過ごす毎日が続いています。
昔 毎週のように江古田駅前でストリートライブを続けていた頃は
「60歳になっても路上で歌い続けていられたらカッコいいだろうな」などと考えていたものでした。
10年前に江古田駅前でのストリートライブを警察に止められてからは 池袋や練馬で単発的に路上ライブをやっていましたが、
コロナ騒動以降は それも辞めてしまいました。
ちょうど そのくらいの頃から 副業のパン屋の方が逆にメインの仕事となり、
ただただ ひたすらに忙しく過ごす日々となって今に至ります。
江古田マーキーでの隔月の定期ライブだけは何とか継続していますが、
ただ音楽のことだけ考えて生きていたあの頃とは状況は大きく変わってしまいました。
そして還暦を迎えるここ数年で考えるようになったのは 自分の人生の終活についてです。
私の父は まだまだ働き盛りの52歳の時に、急な脳梗塞で亡くなりました。
まだまだやりたい事も沢山あったと思うのですが、何の前触れもなく突然に断たれてしまった人生…
父の無念は計り知る事も出来ません…父自身 それを考える余裕すら無かったと思いますが…。
気が付けば、父が亡くなった歳を とっくに追い越してしまいました。
そして還暦を迎えた今の自分は あの頃の父に比べれば何と未熟なままでしょうか…。
振り返れば私の人生は、後先考えずにやりたい事をやり ただ目の前の事に追われながら バタバタと生きてきた…
そんな人生だったと思います。
沢山の人達に助けられながらも その事に気づきもせず、逆に思いもしない事でトラブルに巻き込まれたり 人の恨みを買ったり…
それでもまあ、何とかこの歳まで無事に生きてこられたのは ある意味とても幸運な人生だったと言えるかもしれません。
何よりも幸運だったと言えるのは、若き頃に自分の生涯の音楽の師と仰ぐべき〈小池真司〉という人と出会えたことでしょう。
〈江古田マーキー〉という 自分の人生をかけて臨みたい場に出会えた事もまた、とても幸運だったと言えるかもしれません。
〈小池真司〉という類稀なる素晴らしいアーティスト…
それまでの私の音楽感を根底から変えてしまい、ただこの人に近づきたい…という思いで 今日まで唄ってきました。
売れるための音楽ではない…己の内面から溢れ出る言葉を唄う
40年前に出会った小池さんの歌は、私に音楽に対する姿勢を教えてくれました。
そして同じ頃に始めた江古田マーキーのバイトで出会った幾人もの唄い人…
上手い人も下手くそな人も混在しているけど、精一杯な想いで唄う人達…
売れたいから唄ってるんじゃない、唄いたいから唄ってるんだ。
そんな沢山の唄い人との出会いが、今の私を支えてくれています。
そして明後日は、還暦を迎えての最初のライブとなります。
「ありのぶやすし・らいぶ」
4月17日(水) 江古田マーキー
開場 午後6時半
開演 午後7時
チケット1000円+ドリンク代
共演 有坂智史・ガキ
(私は3番目、午後8時15分頃から演奏予定)
春の唄を中心に、精一杯の唄を届けられたらと思います。
お時間取れましたら、是非おいでください。
皆様の御来場を 心よりお待ちしています。
posted by ありのぶやすし at 20:50|
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