
拝啓 17歳の君へ
毎日が息苦しくて、明日のことなど考えられない君
この苦しみは 誰もわかってくれないと 心を閉ざしている君
周りが全て敵に思えて 助けを求めることも出来ない君
生きることが辛くて 甘美な死に 救いを見出そうとしている君
君に伝えてあげたい
その苦しみから逃れる方法は100通りだってあることを。
今 目の前にある世界が全てではないことを
そして 君が思っているほど この世界は悪いものではないことを
うまく笑えない君 嘘が付けない君
孤独という殻に閉じこもることで必死に身を守っている君
理不尽な嫌がらせや中傷に 決して負けないように
君の気持ちひとつで 世界を変えることも出来るんだ
でも、どうしようも無い時は 逃げ出してしまってもいいんだよ
僕も君と同じように苦しんでいた
あれから随分と歳を重ね 大人になったけれど
やはり 今でもわからないことだらけ
何が正しくて 何がいけないことか
答えはちっとも見えてこない
それでも 少しだけわかってきたこともある
結局 最後に背負って行くのは 自分でしかないこと
周りが変わることを待っていても 何も解決はしないこと
自分が強くなるしかないんだ
強い意志を持て したたかであれ
他人をあてにするな
わかってもらえないと嘆くことはない
誰も皆 自分のことすらわからないのだから
ましてや他人のことなんて わかるはずもない
何故 生まれてきたのか
何故 生きなければならないのか
答えなど無い
理由もわからず産み落とされ
やがて死に土に還る
その短い人生を 僕は精一杯 楽しむことに決めた
話してもわからない奴は放っておけ
周りに迷惑をかけてないなら どんな生き方をしていても
他人からどうこう言われる筋合いは無い
自分を捨てることで始まる
それが人生って奴じゃないかな
くだらない戯れ言や意味の無い中傷に惑わされてはいけない
したたかにやって行け
どんな時でも 生きて行くのは 自分なのだから
追伸…
最後に一言
その左ポケットに隠したナイフを 決して使ってはいけないよ
それから、なるべく父親と いろんな話をしておけ
理由は聞くな…
さてさて、毎度の事だが、早いもので 今日から11月、
毎月1日恒例のブログ企画【繋】
今月のテーマ担当は私である。
あれこれ悩んだが、以下のようにメンバーの皆様にお伝えした。
〜いろいろ提案したいお題が幾つかあり、悩んでしまいましたが、
今回のお題は
「手紙 〜拝啓 ◯◯歳の君へ〜」でお願いいたします。
まあ、元ネタは明らかにアンジェラ・アキの歌ですが、
過去の自分…何歳でも構わないので、昔の自分に手紙を書いてください。
皆様それぞれに長い人生を生きてきた中で、将来のことや自分自身の生き方等々…いろいろと迷い苦しみ悩んでいた時期もあったでしょう。
そんな昔の自分に 現在の自分から伝えてあげたいことはありませんか?
それを 手紙という形にして書いてみてください。
なお、ブログタイトル中の◯◯の部分は、皆様それぞれに いちばん手紙を書いてあげたい年齢を設定して埋めてください。
(例えば…「手紙 〜拝啓 17歳の君へ〜」という感じです…。)
同時に、なぜ その年齢を選んだのか…ということも、簡単でいいのでご説明ください。
少々 青臭くて小っ恥ずかしいお題かとも思いますが、照れずに真面目に…
どうぞよろしくお願いします。〜
さて、自分で決めておいて何だが、随分と面倒臭いお題を選んでしまった…と、いささか後悔している。
そもそも何故こんな青臭いお題を考えてしまったのか?
まあ いろいろと煮詰まっていたのだ。
現在の自分は 過去の積み重ね…良い事も悪い事も含めた全ての経験から今に至っている。
若かりし頃の自分を思い出せば とにかく恥ずかしい事でいっぱいだ。
今で言うなら中二病…青臭い正義感と価値観で社会を知ったような気になっていた。
今はこうして何とか無事に生活をしているが、何かひとつでも違っていたら もしかしたら全く違う悲惨な人生を歩んでいたかもしれない。
いや、場合によっては自ら命を絶っていたかもしれない。
様々な経験を重ねてきた今だから わかること、伝えたいことを手紙という形で書くことにより、何かを自分の中で見つめ直したい…
そして、今 あの頃の自分と同じように悩み苦しんでいる人がいたら、もしかしたら何かの助けやヒントになるかもしれない。
今回のお題は そんな気持ちから決めさせていただいた。
そして私が選んだのは17歳の自分…
この頃の私は、広島から東京に高校2年生という中途半端な時期に転校して来て
初めてイジメというものの対象となり つらい日々を過ごしていた。
誰にも相談できず、両親にも言えず
それでもなぜか 学校へ行かない…という選択肢は無く 毎日キチンと通っていたのだから不思議なものだ。
この辺り 生来の糞真面目な性格が現れているのだろうが、今は それで良かったと思っている。
もし学校へ行かない…という逃げに走っていたら、もしかしたらそのまま不登校の引きこもりになっていたかもしれない。
手紙の中では 逃げてもいいんだと書いてはいるが、
それは最後の手段だと思っている。
精一杯頑張ってみて、それでも心が壊れてしまいそう限界が来たら
そこから離れて 新しくやり直したって良いんじゃないかなと…
それで上手く行くなら 何も無理して執着することはないだろう。
ちなみにあの頃の自分は 左ポケットにカッターナイフを忍ばせて登校していた。
これは他人を傷つける用では無く、自殺用のものであった。
いつか どうしても耐えられない限界がきたら、自分を虐めていた奴らの目の前で
当て付けに手首を切って死ぬつもりだった。
まあ、今から思えば何てみみっちい反抗だろうと恥ずかしくなるが、当時は本気でそう思っていた。
幸いにして そのナイフは一度も使われること無く 無事現在に至るわけだが、
何かひとつでも引き金があれば どうなっていたかはわからない。
それにしても今の自分は あの頃の繊細で悩み深かった若者とは まるで違って
随分とお気楽で能天気な人間になってしまった。
もちろん今でも日々悩みは尽きないが、
昔に比べれば かなり逞しくなってきたように思う。
でも、それはある意味 運が良かっただけかもしれない…
何にせよ、生きてて良かったと…しみじみ思う今日この頃である。
私は 今日まで生きてみました
時には誰かの力を借りて
時には誰かにしがみついて
私は今日まで生きてみました
そして今 私は思っています
明日からも こうして生きて行くだろうと…
(吉田拓郎「今日まで そして明日から」より)

さてさて、ブログ企画【繋】は 毎月1日に、
参加メンバー全員が共通のテーマでブログを書くという企画です。
他の皆さんのブログも是非ご覧になってみてください。
ブログ企画【繋】参加メンバーのブログ
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