毎度の事だが、早いもので 今日から10月、
短い夏は中途半端に過ぎ去り、すっかり涼しくなってきた今日この頃…
毎月1日恒例のブログ企画【繋】
今月のテーマはtakeさんからのお題で
「もうダメかも知れないものが飛んでくる時 何思う」とのことである。
《 Jアラートがなり 確実に自分の頭上に何かが落ちてくる。
それは VXかサリンか核 原子か水爆か中性子か
今の情勢で もうダメかも知れないものが飛んでくる時 何思う? 》
…とのお題主のお言葉…。
なるほど、ここ最近の物騒な世の中…
困った独裁者が放ったミサイルが うっかり頭上をかすめる御時世だ。
ひょっとしたら、今この瞬間にも核弾頭を積んだミサイルが発射され
日本を直撃するかもしれない…。
こんなことが冗談ではなく、本当に起きるかもしれない世の中になってしまった。
さて、実際 そのような緊急事態になった時に何を思うか?
現実的に 北からミサイルが飛んでくると想定した場合、
時間にして精々10分…
実際は 何か考えている余裕などほとんど無いと思われる。
仮に 核弾頭を搭載したミサイルが東京駅上空で爆発した場合、
半径 6km範囲、だいたい 新宿渋谷くらいまでは跡形も無く吹き飛び、
半径14km範囲 川口浦和あたりまでは爆風で家屋がほぼ倒壊…
また半径34km範囲では熱線による火災や重度の火傷…
何とか爆風を逃れたとしても 放射能の影響で
結局は遠からず死に至るという悲惨な結果になるらしい。
Jアラートが鳴ったところで、たいして意味は無い。
せいぜい近場に地下鉄でもあれば何とか逃げ込めるかも…
(まあ、それだけでも随分役に立ってるとも言えるが…)
せめてもの救いは、死を覚悟する心構えが出来る…という
その程度の効果しか考えられないのが現実である。
さて、現在の世界情勢…
かなり危険なレベルに至っているのは御存知の通り。
想うに 今 北朝鮮が置かれている状況は
約80年くらい前に日本が直面していた状況と非常に酷似している。
当時の日本は 天皇を神と崇めた軍事国家、
満州国建国を始めとするアジア諸国への侵攻により世界的に孤立…
米国からの経済封鎖による資源の枯渇等々…
結局は現実的に勝てる見込みの無い戦争に踏み出してしまった。
その結果が、東京大空襲、神風特攻隊、沖縄の玉砕、広島・長崎への原子爆弾投下…
このような悲劇を招く結果になろうとは、
開戦当初の軍部首脳達は おそらく想像すらしていなかったであろう。
神国日本が負けるはずが無い…鬼畜米英…竹槍でB-29を叩き落せ…
こんな馬鹿げた思考を強制される、それがたかだか80年前当時の日本だったのだから、
私達に 今の北朝鮮を笑うことは出来ないはずだ。

そして現在、あの時代よりも確実に 状況は悪くなっていると言わざるを得ない。
今の北朝鮮が80年前の日本と同じであれば、
追い詰めれば追い詰めるだけ、無茶な暴走を招く結果になる可能性が高い。
ある意味 これは、アメリカ対北朝鮮の争いの中に日本が巻き込まれているとも言えるのだが、
日米安全保障条約を結んでいる以上、
日本は無関係だなど、やはり言うことは出来ないだろう。
戦後約70年…、日本はアメリカの軍事力の傘の下に
現在の驚異的な成長を遂げてきたことは紛れもない事実である。
もしも日本が、アメリカのバックアップも何も無く、
何ひとつ自衛の軍備も持たない状況であったなら、
おそらく今頃は、ロシアに侵略されてるか中国に侵略されているか…?
かなり悲惨な状況になっていることは間違いない。
力を持たない国は他国からの侵略を受ける…
それは永い歴史の中で何度も繰り返されてきた事実である。
それは恐らく 現在の北朝鮮の立場にしても 同じ気持ちであろう。
《日本はスイスの様な永世中立国を目指すべきである…》
こんな意見を言う人も多くいるようだが、
スイスという国が 約4000人の職業軍人と約21万人の民間兵で構成された
強力な陸空軍隊を所有し 徴兵制度もある重武装中立国家であるということを、
果たして どれだけの人が知っているのだろうか…?
各家庭には小銃と爆薬が配られ、いざとなったら国中を焦土化しても闘う…
その代わりにどの国からも中立の立場を取るという、
それだけの覚悟が無ければ永世中立など名乗れない…
つまりは綺麗事では平和などあり得ないのが現実なのだ。
日本が 《 アメリカ vs 北朝鮮 》の争いに巻き込まれたく無いのであれば
憲法を改正した上で、正式な軍隊を所有するしかないのである。
《我々は丸腰です…。何の武器も持っていないので、そっとしておいてください…》
そんな都合の良い話を皆が聞いてくれるのならば、
きっと世界中から 紛争など全て無くなるだろう。
悲しいことだが この世界は、
侵略と略奪を何度も積み重ねた 永い歴史の上に成り立っている。
全ての人類が 国や人種を超えて理解し合い、
互いを尊び 争いを捨て去ることなど、絶対に無いと言って過言ではあるまい。
もし現在の北朝鮮に何かを言えるとしたら
本来ならば日本こそが、最も相応しい立場であることは間違いないのであるが、
しかし 悲しいかな 現在の我が国は、
アメリカの傘の下で動くことしか出来ない属国なのである。
私は政治家に正義や綺麗事、まして清廉潔白な人柄など求める気は無い。
裏で何をやろうが どの様な密約を交わそうが、国と国民を必ず守る…
それが政治家の仕事である。
話が少々 横路にそれてしまったので、本題に戻ろう。
さて 実際に核ミサイルが飛んで来るような危機的な状況に陥った場合、
最期は誰と どの様に死を迎えたいか…?
とどのつまりは それを問われることになるのだろう…
そういえば以前、やはりこのブログ企画【繋】の中で
似たようなテーマで書いたことがある。
2014年10月 第26回のテーマ「最後の晩餐」
http://aripanda1964.seesaa.net/article/406312888.html
この時は、近未来の最終戦争を描いた 1961年の東宝の特撮映画
「世界大戦争」の話を取り上げて、
全世界を巻き込んだ核戦争が起き 日本にも核ミサイルが迫る中
パニックを起こし逃げ惑う人々とは別に
静かに最後の食卓を囲む 平凡な主人公家族の話を紹介させてもらった。
要は もう確実に助からないという状況に置かれた時に、
ジタバタせずに 穏やかに最期の時を受け入れらるか…?
死を受け入れる覚悟があるかどうか…という話だ。

もしも 今この瞬間、東京直撃の核ミサイルが発射され、
頼みの綱の 自衛隊の迎撃ミサイルも失敗してしまった場合…
なるべくならば 私は、最期の時を家族と共に迎えたい。
私と奥さんと義妹と猫2匹…
皆で手を取り合って最期の時を迎えたいと思うのである。
皆が家にいる時なら可能であろう。
もしも仕事などで外に出かけているような状況であれば、
何とかして家に帰れるように自転車を飛ばすだろう。
死ぬ時は家族と一緒に…
それが私の せめてもの願いである。

さてさて、ブログ企画【繋】は 毎月1日に、
参加メンバー全員が共通のテーマでブログを書くという企画です。
他の皆さんのブログも是非ご覧になってみてください。
ブログ企画【繋】参加メンバーのブログ
「内田祥文のKeep Hope Alive♪」
http://ameblo.jp/uchida-shobun/
peixe grande take
https://ameblo.jp/peixe-grande
津軽三味線山中信人の朝刊・夕刊〜
http://ameblo.jp/nobu483/
カズMAXのオフィシャルブログ「アコギロックだましい♪」
http://ameblo.jp/acoustic-rock/
鈴木NG秀典(すずきんぐ)「鈴木NG秀典ーだー。のブログ」
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モリミカのブログ
http://ameblo.jp/mmika0716/
こいぬまめぐみブログ
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