2014年02月01日

ブログ企画【繋】第18回 テーマ「雪の思い出」

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ブログ企画【繋】第18回
「雪の思い出」

東京は雪があまり降らない。
ほとんど降らない年もある。
そういえば、この冬 まだ雪を見ていない。
確か去年は一月にかなりの降雪があり 交通機関がストップ、
うちのお店でも出演者が到着できず ライブが中止になった事があった。

私が幼少期を過ごした広島の可部町は
盆地特有の内陸性気候のため
夏は蒸し暑く 冬は雪も多く降るところであった。

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可部に住んでいたのは7歳から16歳まで。
父が銀行員で転勤の多い仕事であったために、
倉敷→岡山→福山→矢賀→可部と、
可部に来た時で 7歳にして既に五ヶ所めの引越しであった。
さすがに最初に住んでいた倉敷の記憶は無い。
それでもわずかに岡山、福山くらいからは多少の記憶は残っている。

ほぼ2年周期で引っ越すため
私には幼なじみ的な友だちが少なかった。
可部には7歳(小学一年)の秋に転居して来たのだが、
この辺りまでの友だちの記憶がほとんど無い。

転校初日…確か11月の後半であったと思う。
母に連れられ、3歳上の兄と一緒に小学校へ行った。
当時はけっこう人見知りする方だったので、
正直かなり不安な気持ちだったと思う。
そんな心細い気持ちで 家から小学校へと歩いてゆく道の途中
薄っすらと雪が降り出したのを憶えている。

可部に来るまでは比較的 温暖な地を周ってきたので
それまで あまり雪を見た記憶が無かった。
福山のアパートで小さな雪だるまを前にして撮った写真があるのだが
まったく記憶が無い。

可部はかなり寒さも厳しいところであった。
膝くらいまで積もる雪は平気で降る。
その雪をかき分け、田んぼ道を小学校へと通ったものだ。

この街で初めて、友だちと呼べる仲間が出来た。
家の近くに空き地があって、
学校から帰ると近所の子供はみんな集まって遊んだ。
小さい子から大きい子までみんな一緒になって
主に野球、他に缶蹴りとかして日が暮れるまで遊んだ。

小学3年生の冬に父はまた転勤になり、
本当なら家族みんなで また引越しするはずだったのだが、
友達と別れたくないと 私が激しく泣き 塞ぎ込んだものだから
父は引越しを断念し、車で1時間半かけて通勤することになった。
その後も定期的に転勤はあっても、
父は引越しをせず遠い道のりを通ってくれたのだ。
今になって、父にかなりの無理をさせていたと申し訳なく思うのだが、
当時は 友達と一緒にいられることの嬉しさで気付けなかった。
おかげで私はこの可部の町で高校1年の3月まで約9年半
たくさんの友人たちと共に 楽しい時間を過ごすことが出来た。

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あまりにも凄い豪雪地帯で育った人は、
雪と言うと あまり良い思い出は無いのかもしれないが、
そこまでの量ではなく 適度な積雪の地方の場合、
子供にとって 雪が積もるのは一大イベントである。
雪合戦、そり遊び、雪だるま…
雪が降って来ると 積もれ積もれ…と祈ったものである。
今だにその頃の記憶が強いのか、
この歳になっても 雪が降ると何だかワクワクしてしまう。
東京に来てからは あまり雪を見ることも無くなってしまい、
それはそれで何だか寂しくなる。
多分 私にとって 雪に包まれた街の景色は
可部で過ごした懐かしい時間を思い出させるものなのだろう。

自分の中の そんな気持ちを歌にした曲が一曲あるので、
良かったら聴いてみてください。

「東京の雪」ありのぶやすし
http://m.youtube.com/watch?v=X37d_XChu5U&feature=g-subs-u

あまりまとまり無い感じになってしまいましたが、
今回はこんなところで…。

さて、ブログ企画「繋」
他の参加メンバーの皆さんの「雪の思い出」も
是非ご覧になってみてください。

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posted by ありのぶやすし at 12:10| Comment(0) | ブログ企画「繋」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする