
ブログ企画「繋」第9回、
今月のお題は「東京」とのこと。
さてさて、どんなことを書けば良いのか?
とりあえず、上京したばかりの頃の話でも
思い出しながら、書いてみようか。
以前も書いたように、私は岡山生まれの広島育ち。
高校2年生になる時、父親の仕事の転勤に伴い、
くっついて東京にやって来たわけで、
何も特別な意志を持って上京して来たのではない。
広島にいた頃の東京のイメージは、
ビルしか無い街。
まあ、今から思えば
「そんなわけないだろう!」と
ツッコミの一つも入れたくなるが、
テレビ等で目にする東京は、
新宿とか渋谷、銀座みたいな都会ばかりなので、
東京にはビルしかなくて、
人はみんな団地かマンションに住んでいて、
地面は全てアスファルトで土など無い…など、
ほんと、田舎者の想像力はこんなもの。
実際の東京は、ビルもあれば普通の家もあり、
道路は確かにアスファルトだが、
住宅街には多少の土もあった。
広島にいた頃の自分は 漫画家になるのが夢で、
小学校の頃から ひたすら漫画を書いていて、
東京に来たら、出版社とかに原稿を持ち込んで見てもらおう …
なんてことも思っていた。
ところが 高校で入部した漫研の中には、
すでに雑誌に投稿して佳作入選した人もいたりして、
その人の原稿を見せてもらうと、
これがまあ 何というか あまりに洗練されていて、
広島では見たこともないスクリーントーンなんかも
鮮やかに使いこなしていたりして、
あまりのレベルの差に愕然として
急速に漫画家になる夢がしぼんでしまった。
そう言えば この頃は、
並行してギター倶楽部と美術部にも入っていて、
三つの部活を掛け持ちしていたのだから、
随分と忙しいことをやっていたものだ。
ちなみに、この高校生活には あまり良い思い出は無い。
軽いイジメにあい、随分と暗い性格になってしまった。
単に田舎者をからかっていただけなのだろうが、
当時はかなり深刻に悩んでいて、
自殺なども チラリと考えたりした。
学年も変わり、3年生になると、
イジメグループとはクラスも変わり、
転校生という認識が薄れたこともあってか
特にイジメられるということも無くなった。
まあ、暗くてキモイ奴とは思われていたみたいだが。
私の中では 次第に
無表情、無関心、無感動…といったものが根付き、
しばらく 暗い青春を過ごすことになる。
私にとっての東京の第一印象は、
暗く冷たい街であった。
この認識が改められ、暗かった自分が変わって来るまでは、
もう少し時間がかかるわけだが、
それはまた 別の機会に。
今では、東京という街に特別な偏見はない。
暗く冷たい街でもあるが、
それ以外の様々な顔を持った街だと思っている。

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