2017年03月01日

ブログ企画【繋】第55回テーマ「こりゃ驚いた、な品」

お座りぱんだ.jpg

毎度の事だが、早いもので 今日から3月、
毎月1日恒例のブログ企画【繋】
今月のテーマは「こりゃ驚いた、な品」とのことである。

こりゃまた、難儀なお題である。
どの辺りに焦点を定めれば良いのか かなり判断に迷うところである。

ちなみに お題主曰く…
《3月のお題です。
おっ!とか 、んー 年取ったな…
人類の発展は目まぐるしく、もしくは 退化か?
いえ 感じるままに「こりゃ驚いた、な品」で
宜しくお願い致します。》

感じたままに書いてくれとの事…?
あまり的確な例が思い浮かばないのだが、
あえて自分が一つあげるとするならば「携帯電話」だろうか。
その進歩の早さに常日頃 驚かされ、
おそらく人類の生活スタイルすらも変えてしまったであろう発明品…
私にとっては、まさに「こりゃ驚いた、な品」である。

現在では個人所有が当たり前、幼児か高齢な老人以外
携帯を持っていない人は殆どいないと言っても良いだろう。
スマホに至っては あまりの多機能化、
一つ端末に全生活の機能を詰め込み過ぎた結果、
もはやスマホ無しの生活など考えられない状況である。
それにしても、これほどまでの携帯電話の浸透普及具合を
いったい かつて誰が予想し得ただろうか?
携帯電話の一般への普及などせいぜい20年前から、
スマホの登場など たかだか10年前のことである。

あまり携帯業界の実情について詳しくは無いので
ネットでのおさらい受け売りと 自分の実感の話になるが…

日本において携帯電話と呼べるサービスがスタートしたのは1985年9月
NTTがレンタルを開始した「ショルダーホン」が最初らしい。
当初は総重量約3kg…肩からショルダーバッグのように下げる形であったらしい。
1987年に日本初のハンディタイプの携帯電話が発売されるが、
まだまだ相当な大きさと重量で、両手で持たなければ支えられない代物であったようだ。
たまに当時の映画やテレビドラマの映像などを見ていると
バッグから巨大な箱のような電話機を取り出して
重そうに支えながら通話している場面を目にすることがある。
もちろん当時としては最先端なアイテムであり
携帯電話を持っている人すら珍しく
それを使用する姿はオシャレでカッコ良いものだったのだろうが、
現在の目で観ると 正直かなり滑稽な感じである。
1989年頃から徐々に小型軽量化も進んでゆくのだが、
当時 まだまだ契約料金・使用料金とも高く
この頃はだいたい企業単位で契約し 営業や出先の社員に持たせるなど
個人所有では無く ビジネス面での使用が殆どであったと思われる。

むしろ1990年代は「ポケットベル」の方が普及していたはず。
1993年には ドラマ「ポケベルが鳴らなくて」が放映され(懐かしい…)
元祖メール機能と言えるカナ文字送信でのメッセージのやり取りが可能になったことも手伝い
1996年にはポケベルは加入者数のピークを迎えるなど
携帯電話が一般に普及するにはまだまだ程遠い状況であったようだ。
(余談ではあるが、「金田一少年の事件簿」や「名探偵コナン」などの長期連載漫画では、当初はポケベルを使っていた登場人物達が現在ではスマホを使っているなどの《時空の歪み》が見られて面白い。)

やがて1995年の阪神淡路大震災の発生と、
同年PHS(厳密には携帯電話と区別されるらしい…)が低価格でのサービスを開始した辺りから、
若年層を含め一般への携帯電話の普及が拡まったと言われるようだ。
当時 私は印刷関連の会社で働いていたのだが
確かに自分の実感としても、この頃から周囲に携帯電話を持つ人が増えてきたように思われる。

その後の携帯電話の進歩・発展は目覚ましいものがある。
1996年5月、docomoから世界初の着信メロディ機能搭載の携帯電話が発売される。
1999年、《iモードサービス》《EZwebサービス》等が開始され、
携帯電話でのインターネットサービス使用が可能になり、
それまでのSMS(ショートメール)に変わって 携帯メール(電子メール)でのやり取りも可能になる。
同年、世界初のカメラ機能搭載の携帯電話が発売される。
そして2001年の いわゆる《第3世代携帯電話》のサービス開始。
携帯での高速ネット通信が可能になり またネット機能も拡大化したことで、
一気に携帯電話の普及率はアップする。
また この頃から音楽のダウンロード、携帯での動画撮影等の機能も一般化してゆく。
当時はまだ俗に云うガラケーが主体であるが、
この頃はもう一人一台所有は当たり前という状況となる。
(ちなみに私が遅ればせながら ようやく初めての携帯を使い始めたのは もう少し後の2006年頃である…。)

2004年、いわゆる《お財布ケータイ》サービスの開始、
2006年、《ワンセグ》開始、等々…
どんどん多機能化してゆく携帯の歴史を大きく変えたのが
2008年の《iPhone》の発売であろう。
これを機に一気にガラケーからスマートフォンへの移行が促進される。
そして現在、もはやスマートフォンはパソコン並のスペックを持ち、
機能の一極集中化に伴い スマホ依存とも呼べる状況、
スマホ無しでの生活など考えられない世の中になってしまった。
携帯電話の契約者数が急激に増加し始めたのが1996年、
そこからはもう、右肩上がりに一気に増えて行き
2016年12月における大手三社での契約携帯電話の総計 は
160,706,000台という驚愕の数字となっているらしい。
(2017年、TCA 一般社団法人 電気通信事業者協会 資料より。)
何ともまあ…物凄いものである。

それにしても 携帯電話など影も形もなく、
電話と言えば一家に一台 黒電話というのが普通だった私世代からすれば、
現在のような個人での携帯電話所有が当たり前の状況は正に隔世の感がある。
だいたい私が若い頃は、好きな女の子とメールのやり取りだの、
まして いつでも電話で気軽に話せる状況など絶対考えられない。
勇気を振り絞って電話をかけてみたら、父親が電話に出てきて慌てて切った
…などということを 当時どれほど多くの若者が体験したであろう。
携帯電話の普及は恋のアプローチすら大きく変えてしまった…。
この辺り、現在の若者を羨ましく思ったりもする。
(まあ、今の時代は今の時代なりの苦労があるのだろうが…。いつでも繋がる事が当たり前と云う状況は、それはそれで かなり問題があるかとも思う。)

そういえば、昔は映画やドラマ等で すれ違いのメロドラマが多かった。
約束の場所・時間に何らかの事情で行けなくなり、
気持ちのすれ違い、別れに繋がってゆくお話の何と多かったことか…。
例えば古典的映画の「君の名は」(現在 大ヒットしてるアニメ映画では無い)など、
まあ戦時中の話ではあるが現代では到底成り立たない。
また 昔 よく観ていた百恵ちゃんのドラマ「赤いシリーズ」…、
携帯電話さえあれば こんなことにはならないのに…という
これでもかと云わんばかりの すれ違いの連続である。
他にも昔は、偶然や運命のイタズラですれ違ってゆく恋人たちというのは
小説、漫画、ドラマ、映画、音楽…全てにおいて定番であった。

そういえば、浜田省吾の1990年の作品「青の時間」は 
もう一度やり直したいと恋人と待ち合わせた場所に渋滞で辿り着けず、
成す術もなく別れを傍観する男の心情を描いた名曲であるが、
これなんか携帯電話で「ごめん〜 渋滞に巻き込まれちゃってさ〜、ちょっと遅れるね〜」と
気軽に連絡するだけで解決してしまう…。
何ともドラマの描きにくい世の中になったものだと思う…。

まあ、歌は世につれ世は歌につれ…
新しい時代には新しい物語の書き方が生まれる。
1990年代も終わり頃、歌詞の中に自然と《メール》《ケータイ》という言葉が使われる様になったのを見て、時代も変わったな…と思ったのがつい昨日の事のようだ。
そう云う私は、未だスマホは持たずにガラケーを使用している。

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さてさて、ブログ企画【繋】は 毎月1日に、
参加メンバー全員が共通のテーマでブログを書くという企画です。
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2017年02月01日

ブログ企画【繋】第54回テーマ「味噌汁」

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ついこの間 2017年が始まったばかりと思っていたが、
早いもので 今日からもう2月…
毎月1日恒例のブログ企画【繋】
今月のテーマは「味噌汁」とのことである。

味噌汁…日本人の食卓には欠かせない一品と思われるが、
なぜか 我が家ではあまり作ることはない。
以前は何度か自分で作ってみたりしたのだが、
私の大雑把な調理のためか どこか美味しさに欠けた感じで
家族にも いまいち不評であった。

思いおこせば、出汁もお手軽な粉末ダシを使い、
味噌も特売品の安物、具材はあれこれ盛り込みすぎと…
およそ微妙な味加減とは かけ離れたものであった。

結局 市販のお湯を注ぐだけで出来上がりのインスタント味噌汁の方が
自分で作るより手軽で美味しいという結論に達してしまい、
ここ最近は全く作っていないに等しい。

まあ、言い訳のようになってしまうが、
実際 最近のインスタント味噌汁という奴は本当に美味しいのである。
商品名に「料亭の味」などと付ける大胆なものまであるくらいだ。
ちゃんとした料亭でなど 食べたことも無いので比べ様も無いのだが、
まあ、私が作った味噌汁より100倍美味いのは間違いない。

ただ やはり気になるのは 添加物や塩分、栄養といったところだ。
最近 やや高血圧気味な私なので、少し気を付けたいところである。

そう言えば 仕事柄、何かと酒を飲む機会が多いのだが、
飲み過ぎた翌日の味噌汁という奴には随分と世話になっている。
食欲も全く無く気持ち悪さ全開の状態の身体も
どういった仕組みかは知らないが 一杯の味噌汁でかなり楽になる。
正に「五臓六腑に染み渡る…」と言った感じだ。
(この場合、シジミもしくはアサリの味噌汁で無ければ駄目なようだ。
シジミに含まれるオルニチンや アサリに含まれるタウリンが、
アルコールで弱った内臓に良いらしい。)

何かと健康面が気になってくる歳になってしまった。
まだまだ寒さが身に染みる夜が続く今日この頃…
久しぶりに、滋養たっぷりの味噌汁など作って、
身体の芯から温まるのも良いかもしれない。

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2017年01月01日

ブログ企画【繋】第53回テーマ「私のこだわり」

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毎度の事だが、早いもので 今日から1月、
いよいよ2017年の幕開けである。
毎月1日恒例のブログ企画【繋】
今月のお題は 繰上げで私が担当とのこと。
あまり正月向けの話題ではないかもしれないが、
以前から考えていたお題をそのまま選ばせてもらう。
今月のテーマは「私のこだわり」とさせていただいた。

生活、趣味、仕事、その他いろいろ…、
人それぞれに《こだわり》というものが必ずあるだろう。
そういった《こだわり》には、その人の人間性が大いに反映されるであろうから、
中々に興味深いテーマではないかと思った次第である。

さて、かく云う私はいったい何にこだわっているのか…?
振り返り考えてみると面白いもので、
かなり《こだわり》を持っているところと
ほとんど《こだわり》持っていないところと…
様々な生活の中で、けっこう両極端に別れていることに気が付いた。

例えば、《食》ということに関しては、ほとんどこだわりが無い。
基本 美味ければ何でも良い。好き嫌いもあまり無い。
もちろん好みはあるが、これで無ければ駄目というものは無い。
ある意味、幸せな人間であろう。
あ…、冷蔵庫に毎日の牛乳は欠かせない…
これはひとつの《こだわり》かもしれない。

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服装、ファッションに関しては、多少こだわりがあるかもしれない。
まず、あまり高いものは着たくない、
安くて丈夫、これが一番である。
派手な原色系はなるべく避けたい、渋く地味な色合いの方が良い。
ツルツルした素材は苦手である。皮の素材も同様。
窮屈なものも苦手で、やや大きめのゆったりとしたものが良い。
靴も同様、履きやすい大きめのスニーカーが良い。
装飾品などジャラジャラしたものは身に付けたくない。
チェーンとか指輪やブレスレット、腕時計も苦手である。
ましてやピアスや化粧など絶対にあり得ない。
ただし外出時に帽子は絶対に欠かせない、ツバの広い丸型のもので無ければ駄目だ…。
何だ、こうしてみると ずいぶんと《こだわり》があるみたいだな…。

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生活の様々な場面においてはどうだろう…?
基本的にお金をかけたくない…というのが根本にあるので、
あきらめているのか こだわっているのか、
自分でもよくわからなくなっている場面が多い。

そんな中、やはり音楽に関してはかなり《こだわり》があるみたいだ。
自分の演奏はもちろん、半分は仕事も兼ねているので、
気が付けば随分と 自分なりの《こだわり》が出来てしまった。

例えば、永年に渡って路上ライブと云うものをやっているのだが、
そのスタイルにはかなりのこだわりがある。
基本的に自分が唄いたいから唄っているので、
無理に人を立ち止まらせたいわけでは無い。
オリジナルとカバー どちらも唄うが、
客を引きつけるために 好きでもない歌を唄うのはやりたくない。

自分がその歌の中に共鳴する何かを感じた曲でなければ
私自身はその歌を唄ってはいけないと思っている。
《詞》《曲》《アーティストの思想》…何でもよいが、
何かしら自分と共鳴するものが欲しいのである。

もちろん路上で唄うという行為に、宣伝効果というものを多少は意識している。
たまに親切な通行人の方から、
「そんな地味で暗い歌じゃなくて、もっと若い人が立ち止まるような
明るいノリのいい歌や、最近のヒット曲とかやらないと駄目だよ。」
…と、ありがたいアドバイスを戴くこともある。
しかしながら、私は自分の音楽と共鳴する誰かを探している訳なので、
御忠告には感謝しつつも、意に沿わない歌を唄うつもりは無い。
そういう曲のリクエストがあった場合は、
相手に不快な想いをさせない様に丁重にお断りさせてもらっている。
今更プロになりたいなどと思って路上に立っているわけではない。
誰でもいいから聴いてくれ…という気持ちで唄ってはいないのだ。

路上に関しては、まだ《こだわり》があった。
基本的に《ギター1本弾き語り》で路上で唄うのに、
アンプを使って唄うのは駄目だと思っている。
もっとも 最近はアコギ弾き語りと言えども 昔のようにシンプルなものばかりでは無く、
けっこうギターの音やエフェクトに凝っている人、
ボーカルにリバーブ以外にも いろいろエフェクトを多用する人、
打ち込みとギターを併用して演奏する人など…
様々なスタイルの人がいたりするので 単純に一括りには出来ないかもしれないが…。
単に声量が無いとか、アンプ無しだと誰も立ち止まってくれないからとか…、
そんな消極的な理由で路上でアンプを使うのはやめて欲しい。
20年近く路上で唄ってきて辿り着いた答えは
《路上で唄うという行為は、街の風景の一部として溶け込むことを意識するべきである》
…ということだった。《異物》として存在してはならない。
あくまで《風景の一部》として、自然に存在する姿が正しいと思っている。

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次に自身の楽曲制作において…
作曲に関しては、もちろん好みや傾向はあるが、
自分で良いと思うものは何でも吸収したいと思っている。
ギター1本で弾き語るスタイルを前提としているので、
こだわりというより技量的な制約の方が多いが、
フォークソングだけにこだわらず、ロック、クラシック、ジャズ、民族音楽、その他…
こだわり無く多いに取り入れてみたい。

ただ、作詞に関しては 自分なりの強い《こだわり》がある。
まず、自身が心情的に同調出来ない詞は絶対に書かないと云うこと。
先のカバーソングの話でも触れたが、
私は自分が唄うと云う行為において、
何がしかの共鳴と云うものが絶対に必要だと思っている。
《詞》など その最たる例であろう。
ましてや 人気者になりたいとかプロになりたいとか、
そんな目的で曲を書いている訳ではないのだから当然である。
基本的に実体験から詞を書くことが多い方だが、
別に実体験にこだわっているわけでは無い。
想像で歌詞を書くこともあるし、何かを参考にし 影響を受ける事もあるが、
それは一種の同調であり、大事なのは その歌詞の中に、
自分が心情的に《共鳴》出来る何かが込められているか…という事だ。

もう一つ《作詞》に関する《こだわり》を…。
私は自身の作詞において、英語は極力使わないことにしている。
そうは言ってもかなりの洋楽好きであるし、
若い頃は 英語の響きのカッコ良さに憧れた時期もあった。
二十歳くらいの頃に、ニール・ヤングやサイモン&ガーファンクルの様な音楽に憧れ、
辞書を片手にあれこれ言葉を探して何曲か英語で作詞をしたことがある。
まあ、どう見ても間違いだらけの英詞で、
外国の方が聴けば子供の作文以下の文章であろう。
それでも当時は英語力さえあれば、英語で作詞をして歌ってみたいなどと考えていたりした。
その考えを改めるキッカケとなった出来事について語っておこう。
もう30年も昔、私が学生の頃 今のお店にアルバイトとして働いていた時の話だ。

連日 アマチュアからプロまで、沢山のアーティストのステージを目の前で体験する毎日、
上手い人もいれば、変わり者や微妙な人…、
本当に貴重な体験を重ねた日々であった。
そんな中に一人の女性のシンガーソングライターがいた。
随分と昔の事なので もう名前も忘れてしまった。
年に数回ワンマンライブをやるのだが、常に30〜40人くらいのお客様が来るという、
アマチュアとしては かなりの人気と実力のある人だった。
スタイルとしては、完全な松任谷由実のフォロワーで、
自身のピアノ弾き語りと、打ち込みで作ったカラオケの両方を使いながら
トークも含めて かなりプロっぽいステージだったと記憶している。

ある日のステージでのこと、新曲をピアノで弾き語る前にその人はこう言ったのである。
「次の曲は、全編 英語で作詞をしました。
  どうして英語で作詞をしたかというと、私はこの曲の中で、
  世界の平和や戦争のこと、動物や自然も含めた生命の大切さなど、
  沢山の大切なメッセージを伝えたいと思ったんです。
  でも、日本語で作詞をしてみようとすると、どうしても説教臭くて
  堅苦しい言葉になって 上手くまとまらなくなってしまうんですね。
  だから思い切って、全編 英語で書いてみました。
  聴いてください…。」

どうだろう、何か思いっきり間違っているぞ…。
客席にいたのはほぼ日本人である。
おそらく彼女が心を込めて伝えたかったというメッセージを
きちんと理解できた人は殆どいなかったのではなかろうか?
私はこの時に気が付いたのだ。
まずは、目の前で聴いている人に、きちんと伝わる言葉で唄わなければいけないと…。
この女性は、もしかしたら世界中の人に自分の歌を聴いてほしくて、
あえて英詞を選んだのかもしれないが、少なくとも それは私のスタイルでは無い。
まして、自分の英語力では、作文は書けても《詩》は絶対に書けない。
例えば日本語であれば、「あなたが好きだ」という想いを伝えるとしたら、
何十通りもの言葉を考察することが出来る。
しかし英語の場合 私の頭に浮かぶのは
「I Love You」「I want You」「I Need You」
精々 こんなもんである。ましてや世界平和など…。

例えば大事な人に自分の想いを伝える時に、わざわざ英語で話す人はいないだろう。
愛の告白、プロポーズ、両親への挨拶などという場面で
精一杯 言葉を探して、それでも上手い言葉が見つからなくて、
気が付けば こぼれってしまったのは簡単な言葉だったりして…
案外と作詞なんて そんなものかもしれないと思ったりする。

ちなみに、基本的には日本語だが サビとかで急に英語になるやつ、
出来ればあれも避けたいと思っている。
洋楽好きな人なら、かつてクイーンが歌った
「テーヲートーリーアーッテ〜」とか、
キング・クリムゾンの「マッテ〜クゥ〜ダサァ〜イ〜」を聴いた時の
何とも言えない違和感を覚えている方もあるだろう。
日本のポップスやロックを外国の人が聴いた時には
やはり同様な違和感を覚えるのではないかと思うと、
なるべく避けたいと思ってしまうのである。

まあ、始めから歌詞の意味とか重要視しないで、
ボーカルも楽器の一部として捉えるスタイルや、
洋楽に対する絶対的な憧れや尊敬、
始めからワールドワイドな活動を視野に入れている場合など人それぞれだと思うので、
あくまでほんと、私の《こだわり》である。

ありぱんだ2.JPG

最後にもう一つ、このブログについて。
このブログ企画【繋】は、もともと友人の内田祥文君に誘われて参加したものである。
2012年12月の第4回から参加しているので、
足掛け4年と2ヶ月、個人的には今回で丁度50回目の書き込みとなる。
御覧の通りの長文となることが多いので、
正直 仕事が忙しい時などは かなり大変である。
筆が遅い上に推敲に推敲を重ねる性分なので、
一回のブログを書くのに何時間もかかってしまう。
それでも こうして毎月お題を与えられて、
自分では絶対に取り上げないであろうテーマで書くという行為は中々に面白い。
基本的にズボラな方なので、こうやって毎月1日の宿題の様に
締め切りとテーマを与えてもらわなければ
おそらく「ありぱんだの徒然日記」ブログも放ったらかしになったであろう。
その意味において、誘ってくれた内田君にはたいへん感謝している。
そして、書くからには絶対に手を抜きたくないのである。
出来れば いつの日にか「エッセイ」としてまとめて出版出来るくらいの
真剣さを持った内容で書いて行きたい…そう思っている。
これもまた 自分なりの《こだわり》である。

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